2025年6月、待望の 佐久間仁さんビーストがデビュー!デビューから1週間経った2025年6月21日、舞浜アンフィシアターへ突発してきました。
2025年6月21日ソワレ出演キャスト🌹🐾

メインキャスト
ビースト:佐久間 仁
ベル:平木 萌子
モリース:澁谷 智也
ガストン:大家 征也
ルミエール:大木 智貴
コッグスワース:雲田 隆弘
ミセス・ポット:遠藤 珠生
バベット:小川 美緒
マダム・ブーシュ:河村 彩
チップ:浅野 花
ルフウ:宮野 薫
アンサンブル
男性アンサンブル
山口 優太
水原 俊
鍛 嵯介
史 門
太田 知圭
杉澤 志為
齊藤 太一
辻 雄飛
女性アンサンブル
原田 美欧
平綿 アンナ
曲山 紗更
石村 知幸
宮澤 聖礼
上田 伶
大寺 葉月
北中 芹佳
【美女と野獣】観劇Review
荒々しさと品格の共存──佐久間仁さん、ビーストデビュー!
まず言いたい。佐久間さん、ビーストにぴったりです。キャスティングされたときはちょっと意外に感じたけど、めちゃくちゃハマってるーーーーー。
これまでタガーやユダ、フィーバスとして舞台を駆け回ってきた佐久間さんが、今度は孤独と怒りに満ちた野獣の仮面をかぶる姿に、心をぐっと掴まれました。ミュージカルソングの中でも「愛せぬならば」が大好きなのですが、「愛せぬならば」で感情爆発させる佐久間ビーストに、私の情緒が爆発。
声の張り、怒りと悲しみの混在する芝居、そしてベルとの距離感の変化。全体的にビーストという存在の“痛み”に丁寧に寄り添っている印象でした。前半のビーストは特に荒々しさが目立ち、声の迫力や動きも激しく、まさに“怒りの塊”のようでした。かつての金本ビーストを彷彿とさせる系統。
一方で、狼に襲われたベルを助けた後、怪我をして手当てされる場面。そのときの「キャーッ」という叫び声が、今まで聞いたことない佐久間さんの声で、新しすぎる一面を見た気がして、、、好き。笑
恋に落ちてからのビーストは、それまでの荒々しさから一転、戸惑いや不器用さが前面に。達郎ビーストのような赤ちゃんみたいな「どうしていいか分からない純粋さ」でもなく、大星ビーストのような天然な感じでもない。佐久間ビーストは、“大人で孤独”な存在。恋を知らなかった男が、誰かを想うことで少しずつ変わっていく過程がとても丁寧に表現されていました。これからもっと深まっていくであろう予感にも満ちていて…今後が楽しみでならないビースト誕生でした。
魅力が渋滞してる!大家ガストン、破壊力抜群
そしてもうひとつ、目が離せなかったのがこちらも初見の大家さんのガストン。ハンスでしかお目にかかったことなかったけど、とにかく色気と威圧感がすごい。大きな身長が活きすぎてる!陽気で筋肉バカな一面を保ちつつも、ふとした表情で見せる狂気と執着がリアルで、ぞくっとする瞬間が何度も。
ベルの台詞でガストンのことを「粗野で頭が空っぽ」という台詞があるけど、本当にそんな感じだった(褒めてます)。ベルを追い詰める場面での迫力ある圧、でもどこか抜けている愛されガストン感…絶妙なバランスでした。特に終盤、ビーストに対して「ベルは俺のものだ」と叫ぶシーンでは、ガストンの人間的弱さや幼さも滲み出ていて、単なる悪役じゃない深みが見えました。
音域もガストンにぴったりあってて歌も本当に素晴らしかった。まさに大家さんのハマり役でした!
鉄壁の名コンビ!大木ルミエール×雲田コッグスワース
脇を固めるキャスト陣も盤石。久しぶりに観た大木ルミエールと雲田コッグスワースの掛け合い。やっぱり大好きだこの2人。とにかくテンポがいい。
大木さんのルミエールは、お茶目でフランスの伊達男らしさ全開。「ビー・アワ・ゲスト」は、まるでレビューショーの主役のように場を掌握し、観客を異世界へ連れていってくれました。一方の雲田さんのコッグスワースは、生真面目すぎて空回る様が愛おしい。でもその真面目さがあるからこそ、ルミエールとのやり取りが最高に面白くなる、、、そして何より……本当に可愛い!!あの小刻みに震える動きや、ちょっと弱気な表情、ルミエールに振り回されながらもちゃっかり楽しんでいる雰囲気。
個人的に、雲田さんのコッグスワースは四季ミュージカルの中でも“癒しNo.1”キャラです。この2人の掛け合いは、会場に笑いと安心感を届ける“癒しの装置”のような存在でした。
おわりに
始まったばかりの“佐久間ビースト”に、これからも期待!佐久間さんのビーストが観られる時代に生まれたことに感謝。最近『美女と野獣』あまり観てなかったけど、また「BB熱」が再燃した観劇でした。
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