毎週恒例、劇団四季のキャスト変更まとめをお届けします。今週は『アナと雪の女王』に北村優さんが約1年ぶりに復帰したほか、『赤毛のアン』でメインキャストが一新！『カモメに飛ぶことを教えた猫』は開幕2週目を迎え、ゾルバ役・山下泰明さんが続投です。それでは演目別に見ていきましょう。
2025年7月28日週｜劇団四季の最新キャスト変更まとめ
❄️ アナと雪の女王（東京）
エルサ：岡本瑞恵 → 中原詩乃
クリストフ：笠間大樹 → 北村優
スヴェン：石田悠馬／中野高志 → 赤井涼之助／千葉晃樹
パビー：金久烈 → 渡久山慶
バルダ：吉原花子ナディーカ → 笠原光希
オーケン：熊川剣一 → 塩地仁
イドゥーナ妃：川原晶絵 → 松岡ゆめ
👉 北村優さんが約1年ぶりにクリストフ役で登場！ 復活の岡本さんとデビューの金久さんは交代。姉妹コンビは「中原×三平」の新体制に。富永オラフは継続、安定の明るさを届けてくれそうです。
🌹 美女と野獣（舞浜）
ミセス・ポット：遠藤珠生 → 早水小夜子
バベット：堀江美月 → 小川美緒
👉 キャストの大きな動きはありませんが、佐久間仁さんのビースト×平木萌子さんのベルは継続で、“平木×佐久間”の安心感と美しさが続投中です。
🦁 ライオンキング（東京）
ザズ：井上隆司 → 奥田直樹
プンバァ：深見正博 → 福島武臣
👉 今週は“縁の下の実力派たち”がしっかり支えるキャスト構成に注目。
ザズ役には奥田直樹さんが登板。動きのキレと語り口の巧さに定評があり、ムファサとの掛け合いがより引き締まった印象に。
そしてプンバァには福島武臣さんが登場。深見さんよりも野性味が強く、テンポの良いツッコミと歌声で、ティモンとのコンビに新たな化学反応をもたらしています。
メインのスカー（北澤裕輔）、シンバ（山下啓太）、ムファサ（渡辺吾郎）は今週も続投で盤石の布陣。大人キャストのバランスが整い、完成度の高い一週間になりそうです。
🧞 アラジン（東京）
アラジン：一和洋輔 → 立崇なおと
👉 立崇なおとさんが「アラジン」登板！先週までBTTF出演していたので、休み無しの登板。お疲れ様です。ダンスのキレと若さが武器のアラジンに注目です。
🕰 バック・トゥ・ザ・フューチャー（東京）
マーティ：立崇なおと → 笠松哲朗
ドク：野中万寿夫 → 阿久津陽一郎
ロレイン：海沼千明 → 木村奏絵
ストリックランド：本城裕二 → 藤田光之
デイヴ：渡部斗希也 → 柴田鴻洋
👉 今週の大きな見どころは、主演マーティの交代。先週まで務めていた立崇なおとさんから、今週は笠松哲朗さんへバトンタッチ。笠松さんはフレッシュな表情と身体能力を活かし、若さ・軽やかさ・勢いを重視したマーティ像を構築。全身で感情をぶつける芝居や、伸びのある歌声も魅力です。
さらに、ドクには阿久津陽一郎さんが登板。情熱的で人間味あふれるドク像で、科学者としてのひらめきと、マーティへの深い愛情を同時に感じさせてくれます。
ロレイン役には木村奏絵さんが登場し、ミステリアスさと強さを併せ持つ新しい母親像に。
今週のBTTFは、主演・ヒロイン・相棒が一新された「新チーム」とも言える顔ぶれ。演出・演技・音楽のすべてに新風が吹き込まれ、まるで別作品のような新鮮さが味わえる週になりそうです！
🐈⬛ キャッツ（仙台）
グリドルボーン：小野実咲季 → 吉田絢香
ジェニエニドッツ：田代美里 → 安宅小百合
カッサンドラ：片岡英子 → 山田祐里子
👉 今週の仙台キャッツは、女性キャスト中心に入替が行われました。とくに注目なのが、吉田絢香さんが演じるグリドルボーン。妖艶かつ優雅なその存在感に、観客の視線が釘付けになること間違いなし。セクシーすぎず上品すぎず、絶妙なバランスで魅了してくれます。
また、安宅小百合さんのジェニエニドッツも実力派の安定感あり。テンポ感や表情の細やかさで、マキャヴィティが跋扈する中でも安心できる“お母さん感”を漂わせています。
主演格のマンカストラップ（岩崎晋也）やグリザベラ（木村智秋）、タガー（神永東吾）、ミストフェリーズ（押田柊）は先週から続投で、芯の強さはそのままに、彩りを変えた新チームが編成されています。特に岩崎マンカスは群れを支える柱として、後方の芝居や目線の動きにも注目です。BTTFのビフが酒井さん4週目だから、神永タガーは今週までかな？
👻 ゴースト＆レディ（名古屋）
グレイ：加藤迪 → 萩原隆匡
ボブ：緒方隆成 → 菱山亮祐
👉 萩原隆匡さんがグレイ登板！あと1ヶ月で千秋楽。このまま千秋楽まで行くか、途中で加藤グレイに交代するか注目です。岡村美南デオンも引き続き登板で、完成度の高い名古屋版ゴスレが仕上がりつつあります。
🐥 カモメに飛ぶことを教えた猫（東京）
全キャスト変更なし
👉 7月26日に開幕したばかりの新作。26日と27日で全キャストを入れ替え、そのまま27日のキャストが登板することになった２週目。山下泰明ゾルバの続投が嬉しい限り。前田更紗さんのフォルトゥナータもフレッシュな感性が光ります。このあとのキャストローテが読めない！
👧 ふたりのロッテ（全国公演）
全キャスト変更なし
👉 今週の『ふたりのロッテ』は、メインの田原姉妹（真綾さん・沙綾さん）が揃って続投。芝居・歌・動きすべてにおいて息の合った演技を見せており、まるで本当の双子のようなシンクロ率。観客の心を優しく包み込むような2人の空気感は、公演を重ねるごとに深まっています。
🍁 赤毛のアン（全国公演）
マシュー：堀米聰（7/21）→ 飯野おさみ（7/28〜8/1）、再び堀米さん（8/3〜）
ジェリー：橋岡未浪（7/28〜8/1）→ 本杉 隆朗（8/3〜）
👉 8月3日からマシュー役が再び堀米さん、ジェリーは本杉 隆朗さんに交代という週内Wキャスト体制。7月31日の公演は津波警報の影響で中止に。
👑 王子と少年（全国公演）
全キャスト変更なし
👉 『王子と少年』は今週、エドワード王子：立花梨奈／トム：片倉あかりのペアが続投。主要キャストに大きな動きはありません。
✍️ 編集後記｜今週の注目は…
今週は何をおいても――北村優さんのクリストフ復帰。これに尽きます。
『アナと雪の女王』東京公演に約1年ぶりに帰ってきた北村さん。久々の登板にもかかわらず、登場した瞬間から「北村クリストフ、完全復活」を感じさせる安定感。誠実で不器用、だけど優しさがにじむあの表情と声――待ってた、というより「帰ってきてくれてありがとう」と言いたくなる存在でした。
そして嬉しいのは、三平果歩さんのアナとの再共演。姉妹の絆を描くこの作品で、アナとクリストフのやりとりが物語の“温度”を決めると言っても過言ではありません。三平アナの天真爛漫な明るさに、北村クリストフの包容力が絶妙にマッチして、笑いも胸キュンも、すべてが自然に生まれてくる――まさに“息ぴったり”なコンビです。
夏休みシーズンもいよいよ本番。子役キャストの入替や、地方公演の動きにも注目しながら、来週以降もキャスト情報から目が離せません！
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