【劇団四季】厂原時也さんプロフィール&出演作品まとめ|アラジン&ゾルバ——“俊敏さ×真っ直ぐさ”が光る実力派!

劇団四季俳優

いま『カモメに飛ぶことを教えた猫』でゾルバを熱演し、看板作『アラジン』では等身大の青年像で客席を掴む厂原時也(がんばら・ときや)さん。俊敏な身体表現とまっすぐな芝居心、そして“くしゃっと笑顔”の破壊力で、作品ごとに色を変えながらも芯のある存在感を放ちます。この記事では、厂原さんのプロフィール、主な出演作、そして管理人レビュー(アラジン/ゾルバ)を一気にご紹介します。

プロフィールと経歴

名前:厂原 時也(がんばら ときや)
生年月日:1985年1月31日(北海道・函館生まれ/奥尻町出身)
高校時代に修学旅行で観た『ライオンキング』をきっかけに四季を志望。大阪芸術大学ミュージカルコース在学中にオーディション合格し、2006年研究所入所。2007年『ユタと不思議な仲間たち』新太役で初舞台。以後、『春のめざめ』モリッツ、『ウィキッド』ボック、『アラジン』アラジン、『ライオンキング』シンバほか、多彩な役柄を射程に活躍。2016年度には奥尻町町政功労賞も受賞しています。

主な出演作品

ユタと不思議な仲間たち(大作、新太、一郎、ユタ)
・ウェストサイド物語(ベイビー・ジョーン)
・劇団四季 ソング&ダンス55ステップス(ダンサーパート)
・春のめざめ(モリッツ)
・クレイジー・フォー・ユー(アンサンブル(ビリー))
・コーラスライン
・夢から醒めた夢(メソ、エンジェル)
・ウィキッド(ボック)
・劇団四季 ソング&ダンス60 感謝の花束(ダンサーパート)
・壁抜け男(新聞売り)
・劇団四季 FESTIVAL! 扉の向こうへ(ダンサーパート)
・アラジン(アラジン)
・ライオンキング(シンバ)
・劇団四季 ソング&ダンス65
・カモメに飛ぶことを教えた猫(ゾルバ) 
・桃次郎の冒険(桃次郎)

厂原時也さんが演じた代表キャラクター&見どころ解説

「アラジン」アラジン役|“あざといカッコ良さ”に心を撃ち抜かれる

厂原時也さんのアラジンは、初めて観た瞬間から「これぞアラジン!」と心の中で叫びたくなるほどの説得力を持っています。どこか憎めないやんちゃさと、まっすぐ突き進む行動力、その全てが舞台上で自然に溶け込み、物語の中心として観客を引き込むのです。軽やかなフットワークはもちろん、視線の運びやちょっとした身のこなしにまでエネルギーが宿っていて、動き一つで客席の空気を掴んで離しません。

特に、瀧山ジーニーとのコンビネーションはまさに名物レベル。テンポの良い掛け合い、絶妙な間、アドリブを受け止める余裕——まるで長年の相棒のような息の合い方が、笑いと感動の両方を何度でも提供してくれます。そして訪れる終盤、「3つ目の願いで君を自由にしてあげることができなくなった」と告げるあの瞬間。迷いが見え隠れする瞳、言葉に込められた苦さ、そのすべてが観客の胸を直撃します。

厂原さんのアラジンは、単なるヒーロー像ではありません。貧しい暮らしの中でも夢を追い、愛や友情のために自分を差し出す“人間くささ”が、煌びやかなアグラバーの世界にリアルな温度をもたらします。歌声は伸びやかで明るく、しかし要所では深みを帯び、芝居の間は計算され尽くしていても押し付けがましくない。その潔さとあざといほどのカッコ良さが同居しているからこそ、観客は何度観ても心を撃ち抜かれるのです。

「カモメに飛ぶことを教えた猫」ゾルバ役|俊敏さと優しさが同居する“変化のドラマ”

厂原時也さんのゾルバは、初登場の瞬間から圧倒的な存在感を放ちます。しなやかなだけど俊敏な身のこなしは、港町で生きる野良猫ゾルバのたくましさと自由さを見事に体現。舞台上を駆け回るスピード感や、他の猫たちとの距離感の取り方がとにかく自然で、観ているこちらも一緒に路地裏を歩いているような錯覚に陥ります。

しかし、厂原さんのゾルバの真骨頂は、物語が進むにつれて見えてくる“心の変化”です。最初は乱暴者で、自分の縄張りと仲間のことしか頭になかったゾルバが、フォルトゥナータという小さな命と出会い、その成長を見守る過程で、自分の中の優しさと責任感に気づいていく。厂原さんはその変化を、一足飛びではなく、セリフの間や表情の温度差、仕草の柔らかさで少しずつ描いていきます。

とくに、フォルトゥナータを励ますシーンで見せる“くしゃっと笑顔”は破壊力抜群。大きく包み込むような存在感と、時折見せる少年のような無邪気さが同居し、その瞬間に客席の空気が一気に温かくなるのがわかります。動きのキレと表情の繊細さという、一見相反する要素を同時に成立させられるのは、厂原さんならではの強み。

2025年の『カモメ猫』でも主要キャストとして出演し、作品の軸をしっかりと支えています。笑わせ、泣かせ、そして観客に「守りたいもののために変わる勇気」を静かに伝えてくれる——厂原ゾルバは、観るたびに新しい発見と感情を運んでくれる存在です。

おわりに|舞台を支える確かな実力と存在感

厂原時也さんは、派手な演出や演技に頼らずとも観客を引き込む稀有な俳優です。身体能力の高さと繊細な感情表現を武器に、作品ごとにまったく異なる人物像をリアルに描き出します。『アラジン』では夢と恋を追いかける等身大の青年を、『カモメ猫』では不器用ながらも誰かのために変わることのできる強さを体現。その幅広い表現力と存在感は、劇団四季の舞台をより深く、豊かに彩っています。これからも多くの作品で、その進化を目撃できることを心から楽しみにしています。

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