【加藤迪さん】出演作品まとめ|キャッツ・ジーザス・オペラ座で魅せる多彩な表現力

劇団四季俳優

現在名古屋で公演中の「ゴースト&レディ」のグレイ役や、2025年秋に福岡で開幕する「オペラ座の怪人」でラウルを演じる加藤迪さんをご紹介したいと思います。

加藤迪さんってどんな人?プロフィールと経歴

加藤迪さんは1987年生まれの現在37歳です。(2025年7月現在)
北海道の釧路市出身で、学生時代は野球に打ち込んでいましたが、高校3年生の時「クレイジー・フォー・ユー」を観劇したことをきっかけに、劇団四季を目指したそうです。
2008年研究所入所、同年に「ライオンキング」男性アンサンブルで劇団四季の初舞台を踏みました。

加藤迪さんの身長は?

残念ながら、加藤さんは身長を公言していないので、分かりません。ただ、周りの方との比較から考えると、178cm~180cmぐらいではないかと思われます。

加藤迪さんの主な出演作品まとめ

・ライオンキング アンサンブル
・春のめざめ オットー、アンサンブル
・はだかの王様 運動大臣アロハ
・ガンバの大冒険 ガクシャ、ヨイショ
・人間になりたがった猫 スワガード
・キャッツ マンカストラップ
・パリのアメリカ人 アンリ・ボーレル
・オペラ座の怪人 ラウル・シャニュイ子爵
・ノートルダムの鐘 フィーバス
・ジーザス・クライスト・スーパースター ジーザス・クライスト
・ゴースト&レディ

代表作①:ラウル・シャニュイ子爵役(オペラ座の怪人)

私が一番最近加藤さんを拝見したのは「オペラ座の怪人」のラウル・シャニュイ子爵役です。
”子爵”の称号にぴったりなスマートな出で立ちと、くせのないハリのある歌声が、「ラウル」という役にぴったりハマっていました。
加藤迪さんは、2020年にラウル・シャニュイ子爵デビュー。
2020年10月にリニューアルされたJR東日本四季劇場「秋」のこけら落とし公演として、開幕した「オペラ座の怪人」ですが、その後約1年3か月、加藤さんと光田健一さんの2名でラウル役を回されていました。
加藤さんといえば、「キャッツ」のマンカストラップの印象が強く、鈴木涼太さんや北澤裕輔さんのような音大出身俳優が演じられてきたラウルという役をどのように演じられるのか、観る前は想像がつきませんでしたが、クラシカルな歌もとても素敵に歌われていました。

劇団四季公式twitterより
こちらのCMでラウルを演じられているのが加藤さんです。

代表作②:マンカストラップ(キャッツ)

加藤さんは2014年ころから「キャッツ」のリーダー猫、マンカストラップ役を演じられています。筆者は「キャッツ」が大好きなので、2005年頃からものすごい回数観劇していますが、今まだ観たたくさんのマンカストラップを演じられた俳優さんの中でも、特にクオリティの高いマンカストラップだと感じています。いろんなタイプの俳優さんがいますが、加藤さんの演じるマンカストラップは、ド正統派。歌、ダンスともに安定感抜群で、加藤さんのマンカストラップがいると全体がしまる感じがしました。

こちらのマンカストラップが加藤さんのマンカストラップですね!
2019年に発売されたキャッツのCD「劇団四季ミュージカル『キャッツ』メモリアルエディション」では、加藤さんがマンカストラップ役として収録に参加されています。

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代表作③:フィーバス(ノートルダムの鐘)

2022年12月に開幕する「ノートルダムの鐘」京都公演の稽古写真に加藤迪さんがフィーバス役として登場しました!これまで日本でフィーバスを演じたのは、清水大星さん、佐久間仁さん、光田健一さん、神永東吾さんと、韓国出身の俳優のみだったので、加藤さんは日本人初のフィーバスとなります。

↑こちらの記事では、加藤迪さんと佐久間仁さんが、フィーバス役として稽古されている様子が掲載されています。

加藤迪さんのフィーバスは、誠実さと凛々しさがにじみ出る好青年そのもので、観ていてとても安心感がありました。軍人らしい真っすぐな所作や、エスメラルダに対しての一途な想いを丁寧に表現していて、押しつけがましくない優しさがとても印象的です。声にもしっかり芯があり、歌声からも信念が伝わってくるのが素晴らしかったです。物語の中で揺れ動きながらも信じる道を選び抜くその姿に、加藤さん自身の誠実な人柄が重なるようで、フィーバスというキャラクターに新たな魅力を与えていたと思います!

近年の代表作:ジーザ④ス(ジーザス・クライスト=スーパースター)

加藤迪さんのジーザスは、デビュー当初は感情を読み取らせない静かな存在感が印象的で、まさに“神”のような佇まいでした。けれど回を重ねるごとにその表現は変化し、内に秘めていた思いが徐々にあふれ出すように。いまでは全身から熱を感じさせる“熱血ジーザス”へと進化しています。とくに「ゲッセマネ」で見せる魂の叫びには胸を打たれ、静から動への振れ幅に何度も心をつかまれました。神性と人間味、その両極を行き来しながら観客に訴えかける力は、加藤さんならでは。

おわりに

加藤迪さんは、アンサンブル時代から丁寧な芝居と安定感ある歌声で注目を集めてきた俳優さん。今や『キャッツ』『ジーザス・クライスト・スーパースター』『ゴースト&レディ』など主役級の役を次々と射止め、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍中です。誠実な人柄がにじむような役作りと、作品ごとに異なる表情を見せてくれる柔軟な演技力が魅力。どの役でも“加藤迪ならでは”の解釈を感じさせてくれるのが嬉しく、今後のさらなる飛躍が本当に楽しみな俳優さんです。

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