劇団四季『ゴースト&レディ』キャスト一覧と登場人物解説【2025年最新版】

劇団四季ミュージカル

劇団四季の最新オリジナルミュージカル『ゴースト&レディ』は、2024年に誕生した新作ながら、すでに観客を虜にしている注目作です。
原作は藤田和日郎氏の漫画『黒博物館 ゴーストアンドレディ』。19世紀のイギリスを舞台に、「近代看護の母」と呼ばれるフローレンス・ナイチンゲールと、彼女に寄り添う幽霊・エドワード・グレイ卿の絆を描きます。

この記事では、2025年最新のキャスト情報と主要キャラクターの解説をまとめました。観劇前に予習したい方も、観劇後に余韻を深めたい方も、ぜひ参考にしてください。


『ゴースト&レディ』作品概要

『ゴースト&レディ』は、藤田和日郎の漫画を原作とした劇団四季の完全オリジナル作品です。

舞台は19世紀のイギリス。クリミア戦争下で看護師として奮闘するフローレンス・ナイチンゲールの前に、シアターゴーストのグレイが現れます。冷徹に見えて、実は深い人間味を持つグレイと、使命に生きるフロー。二人の関係は次第に強い絆へと変わっていきます。

舞台美術は光と影を巧みに使い分け、幽霊と現実の境界を視覚的に表現。音楽は荘厳さと叙情性を兼ね備え、観客を物語の世界へ一気に引き込みます。
2024年に東京で初演されたのち、2025年は名古屋四季劇場で8月31日千秋楽を迎えました。さらに12月からは大阪四季劇場へと引き継がれる予定で、全国的に大きな注目を集めています。

2025年キャスト一覧(主要キャラクター)

役名キャスト(2025年時点)解説
グレイ萩原隆匡//加藤迪幽霊の主人公。三者三様の個性で観客を魅了。
フローレンス・ナイチンゲール谷原志音/町島智子ヒロイン。使命感と葛藤を抱えながら進む姿が胸を打つ。
ジョン・ホール軍医長官瀧山久志/芝清道フローの活動を阻む存在として立ちはだかる。
デオン・ド・ボーモン岡村美南/宮田愛不気味で華やかな“騎士のゴースト”。強烈な存在感を放つ。
アレックス・モートン寺元健一郎/分部惇平軍医としてフローと関わる重要人物。
エイミー竹田理央/柴本優澄美フローを支える仲間。友情と信頼の象徴。
ウィリアム・ラッセル内田圭/長尾哲平史実に登場する従軍記者。舞台でも物語を動かす役割。
ボブ菱山亮祐/緒方隆成戦場で人間臭さを見せる脇役。

各キャラクターとキャスト解説!

グレイ:2人の俳優が創り出す個性

主人公・グレイは、幽霊でありながら強烈な存在感を放つキャラクター。演じる俳優によって舞台の雰囲気が大きく変わります。

  • 萩原隆匡:白塗りが自然で、幽霊でありながら圧倒的にセクシー。時におちゃらけを交え、過去を語る場面では深い苦悩をにじませる。威厳と人間味を併せ持つグレイは、まさにハマり役。
  • 加藤迪:名古屋公演から参加。若さと情熱を前面に出し、感情を爆発させる芝居が新鮮。「恋とジン」で見せる明るさも印象的で、多彩な表情を舞台で体現している。

👉 詳しくは「【比較】ゴースト&レディ グレイ役3人の魅力を徹底解説」記事へ

フローレンス・ナイチンゲール:使命に生きるヒロイン

フローは、看護という使命に身を捧げる主人公。キャストによって雰囲気が大きく異なります。

  • 谷原志音:透明感のある歌声で、清廉さと凛とした強さを表現。苦悩を抱えながらも使命に立ち向かう姿が印象的。
  • 町島智子:情感豊かな演技で、フローの人間らしい弱さや揺らぎを表現。観客に「共感」を生むフローを体現している。

特にグレイとのデュエット曲「不思議な絆」は必聴。声と声が溶け合う瞬間、二人の魂の結びつきが劇場全体を包み込みます。

【劇団四季】谷原志音さんプロフィール&出演作品まとめ|フロー×エルサ——凛とした歌声で紡ぐヒロイン像
劇団四季の谷原志音さんを徹底紹介。『ゴースト&レディ』フローレンス・ナイチンゲールや『アナと雪の女王』エルサをはじめ、グリンダ・ナラ・アリエル・エビータなど数々のヒロイン役を務める実力派。凛とした歌声と繊細な芝居が魅力の俳優です。

ジョン・ホール軍医長官:権威と圧力で立ちはだかる存在

ジョン・ホール軍医長官は、ナイチンゲールの看護改革に真っ向から対立する人物。保守的な価値観の象徴として描かれ、フローの活動に大きな壁をつくります。

  • 瀧山久志:力強い歌声と堂々たる体格を活かし、圧倒的な権威を示すホールを体現。舞台に立った瞬間から観客に「敵」として強烈な存在感を与えます。昇進できなかった辛さがすごく伝えわる…
  • 芝清道:深みのある低音と緻密な芝居で、威厳だけでなく狡猾さも際立たせる演技。フローとの対立構造をドラマティックに見せてくれます。

二人の俳優の個性により、ホール軍医長官は“絶対的な壁”にも、“老獪な権力者”にも変化し、観劇体験を大きく左右します。

デオン・ド・ボーモン:妖艶で不気味なゴースト

デオンは、フローの前に立ちはだかる“騎士のゴースト”。舞台に怪しげな雰囲気をまとわせる役どころです。

  • 岡村美南:力強さと妖艶さを併せ持つ歌声で、舞台を支配する存在感を放ちます。鬼気迫るパフォーマンスは観客を圧倒。
  • 宮田愛:少年っぽい雰囲気をまといながらも、不気味さを潜ませる表現が巧み。ミステリアスで掴みどころのないデオン像を作り出します。

二人のアプローチの違いは鮮明で、観るたびに新鮮な「不気味さ」を味わえるのが魅力です。

アレックス・モートン:戦場に生きる等身大の人物

アレックスは軍医として登場し、戦場のリアルを伝える存在。フローの人間関係や物語の厚みを広げる役割を担っています。

  • 寺元健一郎:誠実で落ち着いた存在感を持ち、物語の骨格を支えるような安定感のある演技が魅力。クラシカルな価値観を持ってそう。
  • 分部惇平:若さと勢いを感じさせる演技で、フレッシュな存在感が印象に残ります。寺元アレックスに比べて今っぽい、というか柔軟な考え方ができそうなアレックス。

観る公演ごとに、アレックスの人物像が異なるニュアンスで立ち現れるのも楽しみのひとつです。

エイミー:フローを支える友人

エイミーはフローを支える大切な存在。彼女の優しさや友情が、フローの信念を後押しします。

  • 竹田理央:芯の強さを感じさせる演技で、戦場での緊張感の中にも希望を見せてくれる。
  • 柴本優澄美:柔らかな表情と繊細な芝居で、エイミーをより親しみやすい人物として描き出します。

複数の俳優が演じ分けることで、エイミー像にも多彩なバリエーションが生まれています。


ウィリアム・ラッセル:物語を俯瞰するジャーナリスト

実在の従軍記者をモデルにしたウィリアム・ラッセルは、観客にとっての“案内役”とも言える存在。戦場を冷静に見つめる視点が物語に奥行きを与えます。

  • 内田圭:誠実さがにじみ出る芝居で、観客に強い共感を与えるタイプ。使命感に燃えているのがひしひしと伝わる。圧倒的ジャーナリスト。
  • 長尾哲平:知性と軽妙さを併せ持つ演技で、観客を物語に引き込みます。

それぞれの演技が、作品のリアリティを高めています。


ボブ:人間臭さと温かさを添える役どころ

ボブは戦場における人間臭さを象徴するキャラクター。観客に親近感を持たせ、物語の緩急をつける重要な存在です。

  • 菱山亮祐:陽気さとユーモアを織り交ぜ、舞台に明るさをもたらします。
  • 緒方隆成:柔らかな雰囲気を持ち、ボブの温かみを観客に伝えます。

ボブという役柄を通じて、人間の弱さや強さがリアルに描かれるのも『ゴースト&レディ』の魅力です。

まとめ|キャストの違いが描き出す『ゴースト&レディ』の魅力

劇団四季『ゴースト&レディ』は、原作漫画の持つ力強さと、舞台ならではの臨場感が融合した唯一無二のオリジナル作品です。とりわけキャストの個性によって、作品の印象は大きく変化します。グレイ卿の三者三様の解釈、使命に生きるフローの違い、そしてホール軍医長官やデオン、アレックスをはじめとする周囲の人物たち——どの役柄も俳優の個性が滲み出ており、観るたびに新たな発見があります。

まさに「キャストの数だけ物語がある」舞台。それが『ゴースト&レディ』の最大の魅力ではないでしょうか。ぜひ何度も劇場に足を運び、自分にとって心に残るグレイ、フロー、そして仲間たちに出会ってください。きっと観劇の度に、違う景色が見えてくるはずです。

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